血液型がA型の人は「几帳面」であり、O型の人は「おおざっぱ」であるなどよく言われる。血液型占いなど謎のものがあるので、この性格判断も怪しいものであると思っている人もいると思う。
ただ現在わかっていることをもとにすると案外科学的なのかもしれない。
日本人が使っている血液型は「ABO式血液型」というもので、赤血球表面の免疫反応を引き起こす抗原の種類によって分けているらしい。だから血液型によって免疫力が異なり、かかりやすい病気が変わるそうである。
血液型O型が免疫力が一番高く、多くの病気にかかりにくいが、血液型A型は免疫力が弱く風邪などの感染症にかかりやすいということがわかっている。
だから医療がほぼない古代の日本において、O型は免疫力が強く病気になりにくいので、多少の汚れは気にならず「おおざっぱ」な性格になりやすく、A型は免疫力が弱く少しの汚れでも病気になり死の危険性が高まるので、常に清潔に保つように「几帳面」な性格になりやすかったのではないか。
それが現在もその傾向が続いているのだと思う。